レフカラレースの特徴について
簡単にさらっとご紹介したいと思います。
まずはレフカラレースの代表格ダヴィンチ模様。
簡単にさらっとご紹介したいと思います。
まずはレフカラレースの代表格ダヴィンチ模様。
ジグザグのカットワークを施すと、リネンに三角形のスペースが現れます。
この三角一つを一区切りと考えて内側にステッチを施しモチーフを作ります。
このモチーフ自体のデザインと、配置にダヴィンチ模様の特徴があります。
ダヴィンチ模様は全ての区切りに必ずしも同じモチーフが配置されていません。
異なるモチーフが幾つも施されています。
ジグザグ模様のカットだけでなく、異なるモチーフが幾つも配置されて調和していることがダヴィンチ模様の美しさの特徴です。
作品によっては、例えば12人掛けのテーブルクロスなどは
一辺の長さが長くなるので、三角スペースの数も増えます。
三角のスペースをペア一組として、全組、異なるモチーフを配置した作品はかなり見応えのある美しい作品でした。
また、母から娘へと受け継がれたレフカラレースのモチーフは各家庭で少しずつ異なり、
その総数は1000種類以上と大変な数なのだそうです。
「だから、モチーフ全て把握している人は誰一人、存在しないの」
と、村の人。
さらに驚くのは、このモチーフが記憶を頼りにして作られていること。
全ての設計図は頭の中。
技術はもちろんなのですが、作品全体のデザイン、モチーフ一つ一つのデザイン、配置。
村で暮らす人々の感性に代々受け継がれ、現在に伝えられていると思うととても感動しました。
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